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汎用機保守業務

汎用機は、20年以上前から「そう遠くない未来に汎用機は消えてなくなるだろう」とエンジニアの間で囁かれてきました。しかし、その予想は大きく外れ、今でも現役で稼働し続けています。

その理由は、オープン系では取って代わることのできない、汎用機にしかできないタスクがいまだに多く存在するからです。そのため、ここ数年で汎用機システムの重要性が再認識されてきています。

汎用機とは

若いエンジニアの方には「汎用機」というワード自体あまり響かないかもしれませんが、そもそも汎用機とはなにか。
簡単に説明すると、政府機関や大手銀行システム等向けの超高性能で高速データ処理が可能な大型コンピューターのことです。
「メインフレーム」「ホストコンピューター」などと呼ばれることもあります。

汎用機は、内部設計やOSまでメーカー独自の仕様になっていることが多いのが特徴です。

  • 各メーカー独自のハードウェア、OSにより構築される場合が多い。
  • 複数業務のマルチタスク処理が可能。
  • 各メーカー独自仕様で作られているため、メーカーへの依存度が高くエンジニアのスキルについても偏りが大きくなる。

 

汎用機を使い続けるメリット

汎用機は長年運用し続けられてきたシステムなので、ソフトウェア資産への信頼性やノウハウは、企業にとって貴重な財産であり、リスクを考えればそう簡単にオープン系に載せ替えられるものではありません。

そもそも、汎用機システムからオープン系システムへ全面的な移行をするとなるとかなりのコストがかかる上に、システムの信頼性や既存資産のノウハウが失われてしまうというリスクがあります。

コスト面とリスク面で考えると、必ずしもオープン系システムへの移行が最善の策ではないということに多くの企業が気づき始めたのです。

当社にできること

メリットの一方で、もちろんデメリットも存在するのが事実です。
その筆頭が、深刻なエンジニア不足です。

昔から汎用機に携わってきたベテランのエンジニアも、管理職に就き現場から離れたり、年齢や知力的な衰えにより現役を引退されたりで、汎用機を知り尽くしたエンジニアは年々減少してきています。
そもそも、レガシーなシステムな上、先述したように「汎用機は消えてなくなる」と言われてきたシステムなので、多くの企業・学校で若いエンジニアに汎用機運用のノウハウや開発言語であるCOBOLやPL/Iなどを積極的に教えてこなかったのも事実です。

当社では汎用機を知り尽くしたベテランエンジニアを多く揃え、さらにこれからこの業界を引っ張っていく若いエンジニアにも「やがて消えゆく過去の産物」といった考えを捨てさせ、スキルアップの可能性として汎用機エンジニアの育成に励んでいます。